バイデン氏は会談冒頭でイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃に触れ「我々はイスラエル支持で結束する」と強調しました。ミシェル氏はバイデン氏のイスラエル訪問に関し「個人的関与に感謝する」と語り、同国をめぐる協力を申し合わせました。

会談後の共同声明に「国際人道法を含む国際法に整合的な形で凶悪な攻撃に対するイスラエルの自衛権を支持する」と明記しました。地上侵攻を計画するイスラエル軍に民間人の被害を最小限にとどめるよう促しました。

「地域の緊張拡大阻止が重要だ」とも言及し、イスラエルやパレスチナ自治区ガザの戦闘が周辺に波及しないよう取り組むとしました。周辺国の武装勢力を支援してイスラエルと敵対するイランに関し、EUはパイプを持っており直接外交の余地があります。

フォンデアライエン氏は会談でロシアによるウクライナ侵攻と合わせ「これらの紛争は民主主義国が団結しなければならないことを示す」と語りました。「中東での出来事は我々の強固なウクライナ支援を妨げない」と断言しました。

共同声明に「ウクライナが主権や領土の一体性を守るために必要なだけ支援する」と盛り込み、支援を緩めない方針をアピールしました。

バイデン政権はイスラエルとウクライナ支援を両立させる方針でしたが、野党・共和党の協力が必須条件となっており、実行が見通しにくい面があります。

(nikkei.com)