アメリカのシャーマン国務副長官=アメリカ外務省

アメリカのシャーマン国務副長官は9日、フィリピンの首都マニラで、マルコス次期大統領と会談しました。アメリカ国務省によりますと、双方はインド太平洋地域の安全や繁栄に向けて両国の同盟関係の重要性を確認しました。

マルコス氏は1986年まで約20年にわたって独裁政権を敷いた故マルコス元大統領の長男です。中国に融和的でアメリカと時に対立したドゥテルテ政権の路線を継承するとしています。バイデン政権は、海洋進出を進める中国に対抗するためにフィリピンを重視しており、早期の関係構築を急いでいます。

国務省によりますと、シャーマン氏はマルコス氏に対し、フィリピンで人権や法の支配が尊重されることの重要性を強調しました。強権的な政治手法をとったドゥテルテ政権の方針を踏襲しないようクギも刺しました。官民連携やクリーンエネルギー、デジタル経済の分野で両国が協力を強化することで一致しました。(毎日新聞)