アメリカ商務省が29日発表した2021年4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比6・5%増でした。プラス成長は4四半期連続します。経済再開が本格化して個人消費の大幅増が続き、1~3月期に続いて高い成長率を維持しました。

4~6月期の成長率は前期の6・3%増(改定値)から加速しましたが、市場予想の8・4%を割り込みました。

GDPの約7割を占める個人消費が11・8%増と好調を維持し、経済全体の底堅い伸びを支えました。民間設備投資が8・0%増と前期(12・9%増)から失速しました。輸出が6・0%増となり、前期(マイナス2・9%)からプラス転換しました。輸入は7・8%増でした。

アメリカ経済は新型コロナウイルス流行の打撃が直撃した20年4~6月期にマイナス31・2%に落ち込みました。その後は政府による巨額の財政出動や、米連邦準備制度理事会(FRB)の大胆な金融緩和策もあり、プラス成長を維持します。21年は通年で7%成長を視野に入れます。

ただ、コロナ変異株の流行拡大や、半導体をはじめとする供給制約が深刻化する恐れもあり、先行きには不透明感があります。(SankeiBiz)