アメリカのオースティン国防長官(左)とウクライナのレズニコフ国防相=AP/Matthias Schrader

ウクライナへの軍事支援について、欧米など各国が話し合う会合がドイツで開かれ、アメリカのオースティン国防長官は、ロシアのミサイル攻撃を防ぐ防空能力が必要になっているなどとして、各国で連携しながら支援を続けていく考えを強調しました。

この会合は、ロシアによる軍事侵攻が始まって以降、ウクライナへの軍事支援を協議するためアメリカが主導して定期的に開いているもので、21日、ドイツ西部にあるアメリカ軍基地に50か国以上の代表が集まりました。

会合の冒頭、アメリカのオースティン国防長官は、各国の軍事支援の総額がこれまでに550億ドル、日本円にして7兆3000億円以上にのぼると明らかにしました。

そして「ウクライナは、ロシアのミサイルの脅威から市民や軍隊を守るための支援を緊急に必要としている。われわれは共にウクライナを支援していく」と述べ、ロシアのミサイル攻撃を防ぐ防空能力が必要になっているなどとして、各国で連携しながら支援を続けていく考えを強調しました。

また、オースティン長官は、ウクライナ侵攻などをめぐるアメリカ政府の機密文書が流出した問題について「非常に深刻に受け止めている」と述べたうえで、この問題が、同盟国などとの結束の妨げにならないよう、対応したい考えを示しました。

オースティン長官は、会合のあとの記者会見で、ウクライナへの供与を決めたアメリカ軍の主力戦車「エイブラムス」について、ウクライナ兵の訓練のため今後数週間以内にドイツに到着すると明らかにしました。

このあと、オースティン長官は記者会見で、会合に参加している各国からこの数か月の間にあわせて230両以上の戦車がウクライナに供与されたと明らかにしました。

そして、アメリカがウクライナへの供与を決めた主力戦車「エイブラムス」については、ウクライナ兵の訓練のため今後、数週間以内にドイツに到着すると明らかにしました。(NHK)