緊急時におけるSPR放出は2012年のハリケーン「アイザック」以来。ボサート大統領補佐官(国土安全保障担当)は、今後さらに放出する可能性もあると述べました。

エネルギー省の声明によると、放出される石油はパイプラインを通じ、ルイジアナ州にあるフィリップス66の製油所に送られます。同製 油所はハービーの被害を被っていません。

今回放出される100万バレルは日量約2000万バレルの国内需要に比べると少なく、ガソリン価格の急騰はこの日も続きました。ガソリン価格は13%超上昇し、2年ぶりの高値を記録しました。

ボサート氏は記者団に対し、SPRの追加放出が可能と指摘。「不足が緩和されるならば、放出することに問題はない」と述べました。

SPRの備蓄量は現在、6億7900万バレルと、国内需要33日分に相当しています。テキサス、ルイジアナ両州の地下貯蔵施設で厳重に保管されています。

ガソリン価格は、コロニアル・パイプラインが米北東部への主要なパイプラインを停止すると発表したことを受け上昇が加速しています。

エネルギー省の報道官は、「必要ならば支援を実施し、今後もSPRへの要請を検討する」と述べました。