CDC=アメリカ疾病対策センターの当局者は26日、アメリカでサル痘の感染が拡大し、7州で計9人の患者が確認されたと明らかにしました。感染が報告された州へのワクチンや抗ウイルス薬の提供が既に開始されたということです。サル痘ウイルスが通常流行しない国に広がっていると指摘しました。

バージニア、カリフォルニア、ワシントンの3州で新規感染者が見つかりました。マサチューセッツ、フロリダ、ユタ、ニューヨークの各州で計4人の感染が確認されたとCDCは先に発表していました。感染者の一部は直近の渡航歴がありますが、全員ではありません。

ホワイトハウスのパンデミック調整官を務めるラジ・パンジャビ氏は「アメリカ国内で今後さらなる感染者が出ても意外でない」と述べました。

サル痘ウイルスは天然痘ウイルスと同じ属に分類されます。アメリカは天然痘の流行に数十年前から備えており、サル痘にも効果が期待されるワクチンや治療薬を十分供給できます。

デンマークのババリアン・ノルディックのワクチン「Jynneos」のサル痘への使用を食品医薬品局(FDA)は既に許可しています。重篤な副反応の恐れがあるエマージェント・バイオソリューションズの「ACAM2000」の代替ワクチンとなります。

新型コロナウイルスワクチンを製造するアメリカのモデルナも、サル痘ワクチン候補の研究開発の初期段階にあるということです。アメリカのアボット・ラボラトリーズはサル痘用PCR検査の開発に取り組んでいます。広報担当者が26日明らかにしました。(Bloomberg.co.jp)