イランのロウハニ大統領が条件付きで対話に応じる可能性を示したことに呼応した形です。ただ、両国の相互不信は根強く、直接対話のハードルはなお高いです。
トランプ政権が対話の条件を設けないと明言したのは初めてとみられます。ポンペオ氏は2日、スイスのカシス外相と会談しました。アメリカはイランと正式な国交を結んでおらず、スイスが両国の外交折衝の調整役を担っています。会談では対話に向けた方策を議論した可能性があります。
米政権はこれまでイランに対し、ウラン濃縮や弾道ミサイル開発、周辺国の武装組織支援といった活動の全面停止を含む12項目を満たすよう要求してきました。これらが事実上の対話の前提条件と受け止められていました。
一方、ポンペオ氏は記者会見で「イランの悪意に満ちた活動を停止させる努力は継続する」とも強調しました。石油や金融部門に対する経済制裁を続ける考えを示したものです。トランプ政権は対話の可能性をちらつかせつつ、経済制裁も維持してイラン側の出方をうかがう方針とみられます。
