(写真:ロイター)

反政府武装勢力「タリバン」がアフガニスタンの実権を掌握するなか、アメリカのバイデン大統領が初めて演説を行い、軍を完全に撤退させる方針は変わらないと強調しました。ワシントンから報告です。

アフガニスタンの政権が事実上、崩壊した後の初めての演説で、バイデン大統領が繰り返し強調したのはアメリカ軍の撤退の正当性でした。バイデン氏は、「アフガニスタン軍が戦う意思がない戦争で、アメリカ軍の兵士が戦って死ぬべきではない。アメリカ国民にとって正しい決断だ」と訴えました。
強気の背景にあるのは世論の強い支持で、最新の調査では国民の7割が軍の撤退に賛成しています。
バイデン氏は、演説の中で「我々の任務は国造りや民主主義の構築ではなかった」と、アフガニスタンを突き放すような発言もありました。
国内世論を重視して中東情勢をさらに不安定化させることになれば、その代償はアメリカだけでなく世界全体に跳ね返ることになります。(TBSテレビ)