
写真:AFP/TTXVN
(朝日新聞) 8、9の両日にウィーンで開かれた第3回「核兵器の人道的影響に関する国際会議」に、核保有5大国からアメリカとイギリスが初参加しました。当事国の参加を評価する声が出る一方、アメリカは早々に核兵器禁止を否定しました。議論を主導してきた非核国の一部や非政府組織との温度差があらわになりました。
「米国は核兵器禁止条約には進まない。包括的核実験禁止条約(CTBT)など、段階的に核不拡散条約(NPT)を推進していく」。アメリカのアダム・シャインマン核不拡散担当大統領特別代表が、「核実験の影響」のセッション中に発言すると会場からブーイングが起きた。CTBTやNPTの枠組みは停滞しており、オバマ政権が掲げる「核なき世界」への展望が開けていないからだ。
主催国オーストリアのクルツ外相が「核兵器を保有する二つの国家が参加したことは(核軍縮への)強いシグナル。初めてアメリカとイギリスが我々の会議に参加したことを高く評価したい」と開会直後の会見で述べました。
