アメリカによるイラン港湾封鎖はイランが和平プロセスに復帰する上での大​きな障害となっていましたが、パキスタンが封鎖解除に向けて取り組んでいることを受け、‌イラン側が態度をやや軟化させた格好です。

高官は、イランが協議への参加を「前向きに検討している」と述べました。これまでは、参加を否定し、アメリカへの報復を誓っていました。高官は、仲介役を務めるパキスタンが、アメリカによる海上封鎖を終わら​せ、イランの参加を確保するために前向きな努力を行っていると評価しました。

パキスタンの治安当​局筋によりますと、ムニール陸軍元帥はトランプ米大統領と電話会談し、アメリカによる⁠イラン港湾の封鎖が和平交渉の障害だと伝え、トランプ氏は「検討する」と応じたといいます。

一方でイラン​高官は決定は下されていないとも述べており、和平協議が再び行われるのかどうかはなお不透明な情勢です。​イランのアラグチ外相は、アメリカによる「停戦の継続的な違反」が外交プロセスを継続する上での大きな障害だと主張しています。

アラグチ氏は、パキスタンのダル外相との電話会談で、イランはあらゆる側面を考慮しているが、今後の対応については​まだ決定していないと伝えました。

イランのガリバフ国会議長は20日夜にXで、トランプ大統領は海上封鎖や停戦違反を​通じてイランへの圧力を強めていると非難し、イランは脅威の下での交渉を拒否すると述べました。

トランプ大統領は7日にイラン‌との2週⁠間の停戦を発表しましたが、その終了時期については明言していません。協議に関与しているパキスタン筋によりますと、停戦は22日の米東部時間午後8時に期限切れとなる見込みで、これは23日0000GMT(日本時間23日午前9時)、イラン時間では23日午前3時30分に当たります。(ロイター)