アメリカのドナルド・トランプ大統領は大統領執務室で、双方は交渉で重要な進展を遂げ、合意の基本的な条件について一致したと述べました。また、交渉はイランの最高指導部レベルに引き上げられており、イランの最高指導者アヤトラ・モジュタバ・ハメネイ師が、この合意を政治的に承認すると信じていると明らかにしました。
トランプ大統領によりますと、現在の文書は「非常に強力な協力覚書」であり、各当事者が最後の詳細について一致すれば、数日以内にまとまる可能性があります。
この発言は、トランプ大統領がイランへの追加空爆計画を中止する決定を下した数時間後に行われました。アメリカの指導者は、各当事者は最大の障害を乗り越え、現在は最後の詳細について協議しているだけだと述べました。
これに対し、イラン外務省のエスマイル・バガイ報道官は、アメリカとの新たな合意に達したとの見方を否定しました。バガイ報道官は、交渉の多くの内容では一致していると認める一方、最終合意にはまだ至っていないと説明しました。
戦争終結に向けた合意をめぐり、アメリカとイランの間で食い違う情報が出ているのは、双方が軍事的な動きを続ける中でのことです。6月10日と11日の2日間、アメリカ軍は自衛を理由に、イラン沿岸部や内陸部の多数の標的に激しい攻撃を行いました。
これに対し、イランはクウェート、バーレーン、ヨルダンの3か国にあるアメリカ軍基地を狙って、複数のミサイル攻撃や無人機攻撃を行いました。また、イランは4月8日の停戦合意以降初めて、ホルムズ海峡を完全に閉鎖すると発表しました。
