これに対しドイツ、イギリス、フランスはなんとか合意を維持しようと外交に奔走しています。

イラン政府は5日、ウラン濃縮を無制限に進めると表明し、核合意からさらに逸脱しました。しかし、イランは濃縮度をどこまで引き上げるか明言していない上、国連原子力機関(IAEA)の査察に協力することを確認しました。EU高官らは、声明には明るい要素もあるとして、緊張緩和の余地を見いだしています。

一方、EUは10日に緊急外相理事会を開き、核合意維持に向けイランに圧力をかける方策についても協議します。国連による対イラン制裁の再発動につながる可能性もあります。

欧州の高官は「核合意は死んだも同然だが、われわれは(核の)拡散スピードを抑えるために全力を尽くし、守るべきものは守るよう努力する」と話しました。

ドイツ外務省の報道官は、核合意はまだ破棄されておらず、イランとの対話は続いていると指摘しました。「合意維持がわれわれの目標だ」と述べました。