イスラム国の武装勢力 (写真:AP)

米国は26日までに、イスラム教スンニ派派過激派組織「IS=イスラム国の動向を把握するため、シリア領空での偵察飛行を開始しました。一方で、IS対策としてシリア政府と調整していく可能性については「計画はない」と否定しました。

この偵察機派遣は、隣国イラクで行われているのと同様に、シリア国内のIS拠点に対し米軍が実施する可能性のある空爆の準備とみられています。

これに先んじて、シリアのバッシャール・アサド政権は25日、過激派と戦うため米国をはじめとする国際社会と協力する用意があると表明し、同時にシリア領内で軍事作戦を展開する場合はシリア政府との事前調整を要すると主張していました。

しかし米側の当局者らは、シリアで活動するIS戦闘員らを対象とした活動について、シリア政府と調整を行っていく予定はないという見方を示しました。ホワイトハウスのジョシュ・アーネスト報道官はワシントンで26日、「米国は本件をテロの脅威と認識しており、アサド政権と調整していく計画はない」と断言しました。