この24時間、米軍は数十回の空爆を行った

米国防総省のカービー報道官は15日の記者会見で、シリア北部のトルコ国境沿いに位置するクルド人勢力の拠点アインアルアラブ周辺で続けている空爆で、イスラム過激組織「イスラム国」の戦闘員を推計で数百人殺害したとの見方を示しました。

報道官はアインアルアラブ近郊で激しい空爆を実施している理由について「イスラム国はコバニ(アインアルアラブ)に継続的に戦闘員を送り込んでおり、より 多くの(爆撃の)標的がある」などと説明しました。一方で、「コバニが陥落する可能性は十分残されている」と述べ、危機的状況であることに変わりはないと警告しました。

イラクの戦局に関しては、イラク政府軍が西部アンバル州に兵力の3分の1を展開し、州内の一部地域で、勢力を拡大するイスラム国に対し反転攻勢に出ていると語りました。ただ、イスラム国壊滅を目指す有志連合の政策調整に当たるアレン大統領特使は「イスラム国はイラクで多くを獲得した」と認め、 全体の戦況を変えるには、イラク軍の再構築を進める必要があると指摘しました。

一方、オバマ大統領は15日の欧州4カ国首脳とのテレビ会議でイスラム国との戦いをめぐっても協議し、イスラム国の宣伝戦に対抗する重要性を強調しました。5カ国首脳は、イスラム国の資金源を断つための協力継続でも一致しました。