反体制派勢力 (写真:AFP)


(産経)米軍は9日までに、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」掃討作戦の一環として、シリアで政府軍と内戦を続けている穏健な反体制派勢力への軍事訓練を開始しました。敵対するイスラム国、アサド政権をともに弱体化させる狙いがあります。ただ、イスラム国との戦いを優先させることで、アサド政権の打倒を後回しにせざるを得ない複雑な状況に置かれています。

米国のカーター国防長官は7日の記者会見で、「反体制派勢力への戦闘訓練を開始しました。この計画は対イスラム国作戦にとって重要であり、次のグループの訓練も数週間以内に始める」と述べました。反体制派への訓練はまず、約90人を対象に実施していることも公表しました。

訓練の実施場所に関し、カーター氏は「安全な場所」と説明。部隊の安全確保の必要性から具体的な言及を避けましたが、トルコ、ヨルダン、カタール、サウジアラビアが有力です。米軍は1年間で5千人以上を訓練することにしています。