
(写真:Getty)
1961年に断交したアメリカとキューバの国交正常化に向けた両国政府高官による初の協議が21日、キューバの首都ハバナで始まりました。
半世紀以上、敵対してきた両国が和解に向けた一歩を踏み出しました。初日の議論を両国代表は「建設的だった」と評価しましたが、同日の焦点になった移民問題では隔たりも目立ちました。アメリカはキューバ国民を対象に移民の優遇策を採用しています。
キューバを抜け、アメリカ領の陸地にたどり着けば自動的に滞在を認めます。キューバ側は「他国の難民と扱いが異なります。不法移民を助長している」(外務省のビダルアメリカ担当局長)として見直しを要求しました。
アメリカ側は「従来の政策を続ける」とし、両国の溝は埋まりませんでした。さらにキューバ側は、アメリカが第三国で勤務するキューバの医療関係者に「亡命を促している」とも批判しました。両国は今後も移民問題をめぐり協議を続けることで一致しました。
