週末より前の段階では、大方のエコノミストは22日に連邦公開市場委員会(FOMC)が0.25ポイント利上げし、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を4.75-5%とすると予想しました。インフレ抑制を目指す1年にわたる取り組みが継続されるとみていました。

しかし、19日午後に米連邦準備制度理事会(FRB)など主要中銀6行は、米ドル・スワップ取り決めの下でドルの流動性供給拡充に向け協調行動を取ると発表しました。

これを受けてアメリカ株先物とアメリカ国債利回りは当初上昇し、投資家の間で0.25ポイント利上げ観測が強まったものの、複数のアナリストは利上げ休止を巡るリスク便益計算でそうした選択肢が有利になりつつあると話します。

マクロポリシー・パースペクティブズの社長で元FRBエコノミストのジュリア・コロナド氏は、「金融機関を救済し、流動性を維持するために他の中銀当局との国際協調に携わっているという事実は、利上げ休止の方がリスク・リターンが高い公算が大きいことを示唆している」と指摘しました。

アメリカ金融当局が「今意図するのは銀行システムの流動性安定化に集中することだ」というシグナルを送る可能性があると分析しました。(Bloomberg.co.jp)