衝突事故後、犠牲者の捜索に尽力する救助隊(写真:THX/TTXVN) |
アメリカの首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港付近で発生したアメリカン航空の旅客機と陸軍ヘリコプターの空中衝突事故で、死亡した乗客乗員67人のうち55人の身元が確認されました。また、衝突時に陸軍ヘリが航路の最高高度を超えて飛行していた可能性が示唆されました。
国家運輸安全委員会(NTSB)の調査官は1日、旅客機の衝突時の高度が325フィート(約99メートル)プラスマイナス25フィートだったと発表しました。これは旅客機のブラックボックスから回収されたデータに基づくもので、陸軍ヘリが本来の最高高度200フィート(約61メートル)を超過していたことを示唆しています。
また、衝突の約2分前に管制官が陸軍ヘリに対し、旅客機が接近していることを警告していたことが確認されました。旅客機のボイスレコーダーの記録によりますと、衝突の1秒前にパイロットが「声を上げ」、機首を持ち上げようとする動きが見られたということです。
陸軍工兵隊(USACE)は、両機が墜落したポトマック川で3日から機体の残骸の引き上げ作業を開始する予定です。当局によりますと、機体の撤去が完了するまでに1週間以上かかる可能性があり、作業中に遺体が発見された場合には一時中断されるとしています。
犠牲者の遺族らは2日、事故現場近くのポトマック川岸を訪れ、犠牲者を悼みました。機体の残骸はレーガン空港の格納庫に移送されており、ポトマック川の大部分は引き続き許可された船舶のみ航行可能となっています。また、空港の滑走路のうち、使用頻度の低い2本が閉鎖されたままとなっています。(ロイター)

