ロシアのラブロフ外相=AFP/TTXVN

アメリカのブリンケン国務長官とロシアのラブロフ外相は18日、電話協議し、スイス・ジュネーブで21日に対面式で会談することで合意しました。

ロシア軍による国境付近での大規模部隊集結で緊迫するウクライナ情勢とともに、欧州の安全保障について協議します。

アメリカ国務省高官が18日の電話記者会見で明らかにしました。高官は、ロシア軍がウクライナ侵攻のために国境周辺だけでなく、隣国ベラルーシにも週末にかけて部隊展開を始めたと指摘しました。「非常に危険な状況だ。ロシアがいつウクライナへ攻撃を開始してもおかしくない」と警戒感をあらわにしました。

そのうえで、今回の米露外相会談は「外交の道がまだ残されていることを示している」と強調しました。ブリンケン氏がラブロフ氏に部隊撤収など「緊張緩和に向けた措置を早急に講じるよう要請する」と説明しました。

国務省によりますと、ブリンケン氏は18日の電話協議でラブロフ氏に対し、事態打開のための外交努力の重要性を重ねて主張しました。アメリカがウクライナの主権と領土保全を支持していると強調しました。

一方、ロシア外務省によりますと、ラブロフ氏は電話協議で、NATO=北大西洋条約機構の不拡大などを求めるロシアの提案に対し、書面で早期に回答することを改めて要求しました。「ロシアがあたかも侵攻の準備をしているという推測」をやめるよう呼びかけました。

ブリンケン氏はラブロフ氏との会談を前に18~20日の日程でウクライナの首都キエフとドイツの首都ベルリンを訪問します。19日には、ウクライナのゼレンスキー大統領らと会談し、20日にはドイツのベーアボック外相と会談します。ドイツでは、ロシアがウクライナに侵攻した場合の経済制裁として、ロシアとドイツを結ぶ海底パイプライン「ノルド・ストリーム2」を材料とする案も議題になるとみられます。(毎日新聞)