壁のサンプル(写真:AFP/TTXVN)

共和、民主両党は前日に2月8日までのつなぎ予算で合意し、3日間に及んだ政府機関の一部閉鎖は解除されました。民主は当初、幼少期に親と米国に不法入国した「ドリーマー」と呼ばれる若者らの救済法案で合意しなければつなぎ予算を支持しない構えでしたが、共和党から上院で移民政策を審議するとの約束を取り付けた上でつなぎ予算を受け入れました。

ドリーマーは移民救済制度「DACA」によって米在留が認められていますが、トランプ大統領は昨年、同制度を撤廃すると表明しています。トランプ氏は、メキシコ国境の壁建設費用の予算化を盛り込むのであれば、ドリーマー救済法案を支持する考えをこれまでに示しています。

シューマー氏は、トランプ大統領と前週末に協議した合意案について、トランプ氏が約束を守らなかったため、提案を撤回したと説明しました。「新たな出発点から議論する必要がある。壁に関する提案は撤回した」と述べました。

政府は、メキシコ国境の壁建設費用は210億ドル以上に上ると推定しています。民主党だけでなく多くの共和党議員は壁建設よりも効果的な国境強化策があるはずだと主張しており、壁建設費用の予算化は移民政策、ひいては連邦政府予算を巡る協議の進展を阻む大きな要因となってきました。