
5月14日、ワシントンでの米上院会議(写真:AFP/TTXVN)
14日、アメリカ上院はTPP=環太平洋連携協定交渉妥結の前提となる大統領貿易促進権限(TPA、ファストトラック)法案の審議開始に必要な動議を採択しました。これにより、週明けから上院本会議で審議が開始されることになりました。12日には同じ内容の動議が否決されていましたが、与野党内の協議の末、審議入りにこぎ着けました。採択結果は65対33だったということです。TPPに慎重な民主党からは13人が賛成に回りました。今回の動議で多くの賛成票が投じられたことから、上院本会議で法案が否決される可能性は低いです。一方下院では、国内雇用を奪うとしてTPPに反対する民主党議員が依然多く、法案の行方は不透明となっています。
12日に最初の動議が否決されたことを受け、オバマ大統領はここ数日、TPAへの支持を求め、多くの民主党上院議員やホワイトハウス当局者と協議を重ねてきました。大統領は、貿易相手国の為替操作をけん制する内容を盛り込んだ法案をTPAと別に扱うよう民主党議員を説得しまいた。その結果、この法案は、TPAの動議とは別にこの日採決が行われ、全民主党議員と共和党の半数以上の賛成で可決されました。
