(NHK)ミャンマーでは、イギリスからの独立直後から、人口の3分の1を占めるさまざまな少数民族の武装勢力と、ビルマ族を中心とする政府軍との内戦が続いてきました。
首都ネピドーで31日から5日間の日程で始まった和平会議は、ことし3月に発足した新政権を事実上率いるスー・チー氏の強い意向で開かれたもので、17の主要な少数民族の武装勢力の代表が参加しました。


(写真:EPA)

スー・チー氏は冒頭、「平和が実現すれば国も発展することができ、われわれの多様性は祝福すべきものになるだろう」と述べ、60年以上にわたる内戦の終結を呼びかけました。
会議には国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長も出席し、「皆さんは将来の世代に責任を負っている。共に働きましょう」と述べ、国際社会を代表して和平を支援する姿勢を示しました。

一方、今回の会議には去年、政府軍と激しく衝突したコーカン族など3つの武装勢力が参加を見送ったほか、今週もシャン州などで散発的な戦闘が起きています。
会議に出席した17の武装勢力のうち、政府との停戦合意に署名しているのはおよそ半数にとどまっていて、スー・チーにとって、まずはすべての勢力と停戦を実現できるかが課題となっています。