ミャンマーのテイン・セイン大統領は、8日行われた総選挙の結果を尊重し、アウン・サン・スー・チー氏が率いる野党NLD=国民民主連盟への政権移行を円滑に行うことを改めて約束しました。


スーチー氏(写真:India Express)


ミャンマーのテイン・セイン大統領は、15日、最大都市ヤンゴンで、NLDを含む90近くの政党の関係者と会合を開き、選挙後の政治の安定について話し合いました。

この中でテイン・セイン大統領は「今回の総選挙の成功は、われわれが進めてきた改革の成果でもあり、この改革を新たな政府に引き継ぎたい」と述べ、選挙結果を尊重する考えを改めて表明しました。また、「政権移行に心配はいらない」と述べ、ミャンマーの政治的な混乱についての内外の懸念を払拭(ふっしょく)する姿勢を示しました。

一方、ミャンマーの選挙管理委員会は、治安上の理由で選挙が行われなかった7議席と、遠隔地の3議席を除いた488議席について、15日、暫定的な結果を発表しました。それによりますと、野党NLDの議席は390議席に達し、議会の過半数の333議席を大きく上回りました。

一方、軍事政権の流れをくむ与党USDP=連邦団結発展党は41議席にとどまっています。
新しい議会は来年1月にも招集される見通しで、議会で新大統領を選出する手続きが行われ、テイン・セイン大統領の任期が切れる来年3月末以降、新政権が発足する予定です。(NHK)