ロシアのラブロフ外相=AFP/TTXVN |
訪問先のジャカルタで、ASEANがまとめた5項目の合意をミャンマー情勢解決に向けた基礎とすべきだと発言しました。「われわれはミャンマー指導部、軍指導部と接触しており、ASEANの立場を奨励した。われわれの見解では、ASEANの立場は今回の危機を解決し、正常化を実現するための基礎となるべきだ」と述べました。
インドネシアのルトノ外相によりますと、ラブロフ外相はジャカルタでASEAN諸国の外相とバーチャル会議を開催する予定です。
ロシアはミャンマー軍への関与を深めており、ラブロフ氏の発言は重要な意味を持ちます。主要国はミャンマー企業・指導部に対する制裁を発動し、ミャンマーへの武器売却を国際的に禁止するよう呼び掛けています。
ASEANは4月、全ての関係者による対話、特使の派遣、人道支援の拡大、暴力の停止など5項目の合意に達しました。ミャンマー国軍のミン・アウン・フライン総司令官も、この合意を受け入れましたが、国軍は合意の履行に意欲を示しておらず、秩序・民主主義の回復に向けた全く異なる独自の計画を繰り返し表明します。インドネシア、マレーシア、シンガポールなどでは、ミャンマー軍部に対する不満が強まっています。
ロシア政府はミャンマー情勢に懸念を表明していますが、ミャンマー軍に武器や訓練を供与する主要国でもあります。軍事政権を承認した数少ない国の一つで、政府高官をミャンマーに派遣しています。
ミン・アウン・フライン総司令官などミャンマー軍関係者は先月、モスクワを訪問しました。数々の演説を行い、メディアのインタビューにも応じました。ロシアは総司令官の訪問を歓迎し、名誉教授の称号を授与しました。
ラブロフ外相とルトノ外相は、保健分野での協力や、ワクチン共同開発の可能性についても協議しました。(ロイター)

