先月下旬にワシントンで行われた閣僚級の交渉では、アメリカが中国からの輸入品に課している関税をさらに引き上げる措置を先送りして、交渉を続けることになりました。

米中両国は、中断していた交渉をおよそ1か月ぶりに28日から北京で再開し、日本時間の午後4時半ごろ、アメリカのライトハイザー通商代表とムニューシン財務長官が北京の空港に到着しました。

中国の劉鶴副首相らと夕食をとりながら意見を交わし、29日も交渉を続ける予定です。

中国は今月の全人代=全国人民代表大会で、外国企業に対して中国に技術移転を強制することを禁止する法律を制定していて、交渉ではこうした対応を説明するとともに、アメリカが中国からの輸入品に高い関税を課している制裁措置を、交渉の合意後、直ちに解除するよう求めるとみられます。

これに対してアメリカ側は制裁の解除には慎重な姿勢を示していて、双方の意見の隔たりを埋められるかどうかが焦点となります。