フィリプ氏は議会を解散し、9月に総選挙を実施すると発表しました。タス通信によりますと、ドドン氏は反発し、外国に仲介を訴えました。今後ロシアなどを巻き込んで混乱が続く可能性があります。
モルドバはウクライナとルーマニアの間に位置します。2月の議会選で、ドドン氏の親ロ派政党、社会党が議席数を伸ばしました。与党だった民主党の議席数を上回りましたが、単独過半数に届かず、連立交渉が難航していました。
連立政権が成立しない状態が続いたため、憲法裁は7日に議会の解散を命じました。ドドン氏はこれに応じず、社会党は民主党と対立する親欧州の政治連合「ACUM」との連立を発表、議会が新内閣を承認しました。対する民主党が違憲として憲法裁に訴えた結果、ドドン氏の停職が命じられました。
ドドン氏は9日、憲法裁が民主党の影響下にあると主張し、「平和的な権力移行のために国外のパートナーに仲介を求めた」と語りました。ロシアのプシュコフ上院議員は同日、民主党による「クーデターの試みだ」とドドン氏支持を表明しました。EU=欧州連合は対話による解決を求めています。
モルドバでは民主党の汚職や低い生活水準に国民の不満が高まり、社会党が支持を伸ばしました。民主党を支配する大富豪とドドン氏ら反対勢力の間で対立が深まっています。
