アゼルバイジャンが「対テロ作戦」を開始した係争地ナゴルノカラバフのステパナケルトの様子(2023年9月20日撮影)=AFP/TTXVN |
アゼルバイジャン軍が19日、隣国アルメニアとの係争地、ナゴルノカラバフで「対テロ作戦」だとする軍事行動に踏み切ったのに対し、アルメニア側は翌日の20日、現地での完全な武装解除などを受け入れて停戦に合意し、事実上、敗北した形となりました。
アゼルバイジャンのアリエフ大統領は20日夜、演説で「対テロ作戦が成功に終わり、主権が回復された」と勝利宣言したうえで、現地の統合に意欲を示していて現地では武装解除に向けて兵器の撤去などが始まっているとしています。
そして、21日にはアゼルバイジャン政府が現地のアルメニア側の代表者と、アルメニア系住民の帰属などについて協議したということです。
一方、アルメニアと同盟関係にあるロシアはプーチン大統領が20日、アルメニアのパシニャン首相と電話会談し、ロシア側によりますとプーチン大統領はロシアの平和維持部隊が果たしたとする役割を強調し、今後の情勢の安定化に期待を示したとしています。
ただ、アルメニア国内では首都エレバンで政府やロシアに対する大規模な抗議デモが起きているほか、ウクライナへの軍事侵攻以降、アルメニアのロシア離れも進んでいると指摘されていて、今後、この地域でのロシアの影響力の低下は避けられないとみられています。(NHK)

