ロイター通信によりますと、40カ国以上が加盟に関心を寄せ、先進国主導の国際秩序への対抗軸として注目を集めているということです。加盟国拡大も議題になる可能性があります。
新型コロナウイルスの感染拡大後、BRICSが首脳会議を対面で開催するのは初めてです。中国の習近平国家主席やインドのモディ首相らが出席する予定です。
BRICSは加盟5カ国で世界人口の40%以上、世界の国内総生産(GDP)全体の25%超を占め、国際的な存在感が強まっています。アメリカのブルームバーグ通信によりますと、南アの政府当局者は欧米など先進国を念頭に、「新たなプレーヤーに場所を与えることを欲していない」と述べ、BRICSが新たな秩序の担い手になることに意欲を示しました。
ロシアのプーチン大統領は南ア入りせず、オンラインで参加する予定です。南アが加盟する国際刑事裁判所(ICC)はロシアのウクライナ侵略を受けてプーチン氏の逮捕状を出しており、混乱を避ける狙いがあります。ロシアはラブロフ外相を現地に派遣します。
加盟に関心を示しているのはサウジアラビアやイラン、インドネシアやアルゼンチンなどです。南アの政府当局者は70カ国以上を会議に招待したと述べました。
加盟国拡大には中国が積極的ですが、新規加盟の基準をめぐって隔たりがあると指摘されます。ブルームバーグによりますと、インドはBRICSが中国主導の組織になることを警戒し、ブラジルも欧米諸国を疎外しかねないと懸念しています。
一方、ウクライナを侵略しているロシアは孤立を避けるために加盟国拡大を支持しています。グローバルサウス(南半球を中心とした新興・途上国)には侵略をめぐって対露批判に消極的な国が多いです。
会議では加盟5カ国が創設した「新開発銀行」(NDB、本部・中国上海)を通じた融資拡大策や、加盟国間の経済協力の強化も協議される見通しです。域内共通通貨の導入に関しては議論が見送られるもようです。(産経新聞)
