朝鮮民主主義人民共和国で南北問題を扱う祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長が韓国の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相宛てに、韓国が提案した高位級会談開催に応じる旨の電話通知文を送りました。南北高位級会談の開催は2015年12月以来、ほぼ2年ぶりとなります。

開催場所は板門店の南側にある韓国の施設「平和の家」です。2月に韓国で開幕する平昌冬季五輪への参加を含む南北関係の改善が議題となります。出席者の構成や開催時間など、実務的な問題は文書をやりとりして決めます。

朝鮮民主主義人民共和国の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は1月1日の新年の辞で、平昌五輪に選手団を派遣し、南北対話を探る考えも示しました。これを受け、韓国政府は2日、朝鮮民主主義人民共和国側に9日の南北会談を提案しました。3日には朝鮮民主主義人民共和国と交信する板門店の「南北連絡チャンネル」が約2年ぶりに再開しました。

南北高位級会談の実施で、朝鮮民主主義人民共和国の平昌五輪参加の可能性が高まりました。朝鮮民主主義人民共和国の参加費用を誰が負担するかや、朝鮮民主主義人民共和国への支援が国連の制裁に抵触しないかなどの整理が必要になるとみられます。