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パレスチナ暫定自治区のガザ地区では30日、1万人以上の難民がイスラエルへの抗議デモを行い、一部がイスラエルとの境界付近に近づいたところ、イスラエル軍が実弾を発射して少なくとも15人が死亡し、1400人以上がけがをしました。
この事態を受けて、国連の安全保障理事会では30日、メンバー国のクウェートの要請で緊急の会合が公開で開かれ、国連のゼリホウン事務次長補は「発砲は最後の手段であり、経緯を調査すべきだ」と述べて、国連として、イスラエル軍の行為を独立した機関によって調査すべきだという考えを示しました。
また、イギリスやフランス、ロシアからイスラエル軍の発砲に対して懸念する発言が相次ぎ、スウェーデンの代表は厳しく非難しましたが、イスラエルの後ろ盾のアメリカの代表は「悪い集団が抗議を隠れみのにして暴力を振るっている」と述べて、抗議デモの側に問題があったと示唆し、イスラエルを非難する声明はまとまりませんでした。
安保理では引き続きこの問題を協議するとしていますが、事態の沈静化に向けた具体的な行動を迅速に打ち出せるかは見通せない状況です。

