(NHK) NATOはベルギーのブリュッセルで2日間にわたって国防相会議を開き、最終日の27日はEUとの連携について集中的に協議しました。





この中で各国は、リビアを経由して地中海を渡りヨーロッパを目指す難民や移民を抑えるため、EUが去年から地中海の公海上で行っている密航業者の取り締まりを支援していくことを決めました。具体的には、密航業者の動きを監視する偵察機と巡視船を今後2週間以内にイタリアとリビアの間の海域に派遣するということです。

NATOはすでに、トルコからギリシャに渡る難民や移民をエーゲ海で監視するEUの活動を支援しており、このルートでの難民の流入は大幅に減っています。
しかし、リビアからイタリアに向かうルートには、依然としてエリトリアやナイジェリアなど主にアフリカからの難民や移民が多く押し寄せていることから、EUから支援を求められていました。
NATO加盟国のうち22か国はEUにも加盟していますが、これまで2つの機関が連携して取り組んだ事例は少なく、今後はこうした密航業者対策やサイバー攻撃への対策などの分野で協力を強化していく方針です。