
7月26日、トルコ軍がISの拠点を空爆(写真: AP)
(NHK) トルコ軍が隣国シリアにある過激派組織IS=イスラミックステートの拠点に対し空爆を行っていることなどについて、NATO=北大西洋条約機構は緊急の会議を開き、トルコの作戦への支持を表明しました。この会議は、トルコ南東部のシリアとの国境沿いの町で今月20日、ISとつながりのある男による自爆テロで多数の市民が犠牲になったことを受けて、NATOに加盟するトルコ政府の要請で開かれたものです。
ベルギーのブリュッセルには28日、加盟28か国の大使が集まり、テロ事件を受けてトルコ軍が隣国シリアにあるISの拠点への空爆を続けていることに加え、イラク北部にあるクルド人武装組織の拠点に対しても攻撃を行ったことについて、トルコ側から説明を受けました。NATO のストルテンベルグ事務総長は、会議後の記者会見で「テロの脅威と戦うトルコと連帯する」と述べ、加盟国が全会一致でトルコ軍の作戦を支持する声明を採択 したことを明らかにしました。トルコ側から新たな軍事支援の要請はなかったということですが、NATOとしては、ISが活動するシリアの周辺国に、軍事訓 練など防衛力を強化することで対ISの作戦を引き続き支援するとしています。ただ、トルコ軍の今回の作戦は、クルド人武装組織との対立の悪化など、地域の治安情勢に新たな影響を及ぼす可能性があり、NATOでは作戦の推移を慎重に見極めることにしています。
