NATOのストルテンベルグ事務総長=AFP/TTXVN |
理事会終了後、NATOのストルテンベルグ事務総長は記者会見し、「ロシアとの間には大きな意見の相違があり、歩み寄りは簡単ではない」と厳しい認識を表明しました。一方で「NATO加盟国とロシアが同じテーブルに座り、実質的な議論を行ったことは前向きな兆候だ」とも語りました。NATOはロシアに対し、ミサイル配備や軍備管理について協議を続けるよう提案したということです。
米欧とロシアは13日も、欧米や旧ソ連の国々で構成する全欧安保協力機構(OSCE)で協議を行いますが、現段階で対立解消に至るのは難しいとみられます。
NATOロシア理事会には、ストルテンベルグ氏やアメリカのシャーマン国務副長官、ロシアのグルシコ外務次官が出席しました。
理事会でロシアはNATOに対し、ウクライナなど旧ソ連諸国に同盟国を拡大しないよう改めて求めました。NATOはこれを拒絶したうえで、ロシアがウクライナ国境付近に10万人規模の部隊を集結させていることに対し、「近隣諸国の主権と領土保全を尊重」するよう訴えました。
理事会終了後、アメリカのシャーマン氏は記者会見し「アメリカとNATOは、永続的な安全保障体制を構築するのに最も確かな道が外交であり、安全保障問題にロシアの関与を受け入れる意思があることを伝えた」と説明しました。そのうえで「緊張を高めることは外交にとって最適な条件ではない」とし、大規模部隊の撤収を求めたとしました。
一方、ロイター通信によりますと、ロシアのグルシコ氏は理事会終了後、「NATOのさまざまな主張が受け入れられないものだった」と述べ、緊張緩和のためにはNATO側の譲歩が必要だと主張しました。(毎日新聞)

