【日経】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は4日の記者会見で、ロシアとの政治対話の枠組みである「NATOロシア理事会」の大使級会合を8~9日に開くNATO首脳会議後の早い時期に開く方針を表明しました。首脳会議ではロシアへの抑止力強化策を正式承認します。対話姿勢も合わせて打ち出し、ロシアとのさらなる緊張を避けたい考えです。


(写真:EPA/ TTXVN)

NATO側は当初、ロシア側へ首脳会議前に理事会を開くよう呼び掛けていましたが、会議後に先送りとなりました。ストルテンベルグ氏は記者会見で「私たちは常にロシアと対話を行う用意がある」と訴えました。

8日からワルシャワで開くNATO首脳会議では、ロシアへの抑止力を強化するため、バルト3国とポーランドに4つの大隊を新たに展開することを正式承認します。黒海周辺の防衛体制の強化でも合意する見通しです。

さらに首脳会議の夕食会にはNATO非加盟国のフィンランドとスウェーデンも招きます。NATOによる包囲網の構築を警戒するロシアの反発は必至です。NATO側にはロシアとの政治対話も継続することで軍事的な緊張の高まりを回避する狙いがあります。