左からミシェル欧州理事会常任議長、NATOのストルテンベルグ事務総長、フォンデアライエン欧州委員長=NATO

NATOのストルテンベルグ事務総長は、EUとNATOとの間の「戦略的なパートナーシップ」がこれまで以上に重要になったと述べました。ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、もうすぐ11カ月目となります。

ストルテンベルグ氏はブリュッセルで、「我々はNATOとEUのパートナーシップを引き続き高め、ウクライナへの支援を強化しなければならない」と述べました。NATOとEUの共同宣言の署名は3度目です。今回の共同宣言には、ストルテンベルグ氏のほか、EUのフォンデアライエン欧州委員長とミシェル欧州理事会常任議長が署名しました。

フォンデアライエン氏は記者団に対し、EUとNATOの20年以上にわたるパートナーシップを強化し、深化させなければならないことを理解しているとし、理由として、欧州の安全保障が脅威にさらされているからだと述べました。

フォンデアライエン氏は、北欧のフィンランドとスウェーデンがNATOに加盟した暁にはEUとNATOのパートナーシップはさらに重要なものとなるとの見方を示しました。

フォンデアライエン氏は、インフラ網の安全保障に対してより責任を持つ必要があることを示す事例として、先ごろ発生したロシアと欧州をつなぐ天然ガスの海底パイプライン「ノルドストリーム」に対する破壊工作に言及しました。

フォンデアライエン氏は、ロシア政府に対して圧力を加え続けることの重要性についても強調しました。EUが、ベラルーシやイランなど、ロシアのウクライナでの戦争に軍事支援を行っている国々に対し、近く制裁を科すとの見通しを示しました。(CNN.co.jp)