当局の最新情報によりますと、ネパールと中国を合わせて1300人以上が行方不明となっています。国連児童基金(ユニセフ)は27日、少なくとも1万7000人の子どもが、洪水によって自宅や地域社会を失う被害を受けたと発表しました。
死者や行方不明者に加え、数百人が負傷しました。ネパール中部には追加の警察部隊が派遣され、生存者の捜索・救助活動に当たっています。国連も緊急対応チームを動員しましたが、洪水後の状況に加え、通信や電力、物資の不足が救助活動を妨げています。
行方不明者には24カ国からの外国人700人以上が含まれます。ネパール観光局によりますと、ネパール国内で少なくとも517人、中国当局によりますと、中国側でも260人が行方不明となっています。これまでに数十人の外国人が救助されましたが、各国からは新たな行方不明者の報告が続いています。
米国務省は27日、洪水の影響を受けた可能性があり、安否が確認されていない米国人90人を把握していると明らかにしました。トランプ大統領は、米国がネパールに対し「必要なあらゆる支援を提供する」と伝えたと述べました。
科学者らは大規模な洪水を引き起こした正確な原因の解明を続けていますが、ネパールと中国の国境付近で巨大な氷河の一部が数百メートル下に崩落し、それと同時にその下方で土砂崩れが発生するという、複数の要因が重なった可能性があるとみています。これにより、水や泥、土砂が激流となって国境地帯の険しい山あいを流れ下り、村々を「液体セメント」のように襲ったとみられます。(CNN)
