(写真:rfi.fr) |
シリアでは3期21年にわたって権力の座にあるアサド大統領の、任期満了に伴う大統領選挙の投票が現地時間の26日午前7時から始まりました。
投票はアサド政権の支配地域のみで行われ、首都ダマスカス市内にある大学に設けられた投票所には朝から大勢の人が詰めかけました。
今回の選挙にはアサド大統領のほかに2人が立候補していますが知名度は低く、アサド大統領の4期目となる再選が確実視されています。
投票に訪れた20歳の男子学生は「アサド大統領に投票しました。最も期待するのは治安の安定とシリアに科せられている経済制裁の解除です」と話していました。
また28歳の女性は「アサド大統領にはシリアを復興させ、国を再建してほしい。私たちは大統領を強く信頼しています」と話していました。
一方、反政府勢力の主要組織である「シリア国民連合」は今回の選挙について、国連安保理決議に基づく政治的な解決に逆行するもので「茶番だ」と強く反発しています。
アサド大統領は内戦の軍事的な勝利をほぼ手中にするなか、選挙でも勝利し、さらなる権力基盤の強化を図るものとみられますが、政治的な解決に向けたプロセスは行き詰まっていて内戦終結の道筋は見えないままです。

