イラン、トルコ両首脳は、プーチン氏が提唱したシリアのアサド政権、反体制派が国家の将来像を協議する「シリア国民対話会議」の開催に支持を表明しました。

同会議をめぐっては、10月末の和平協議で3カ国は「開催を検討する」との表明にとどまっており、今回はロシアにとり前進した格好です。アサド政権支援のロシア、イランと、反体制派支援のトルコが協調姿勢を強めたことで、シリア問題をめぐるロシアの求心力が高まる可能性があります。ただ、国民会議の参加者をめぐって各国間で意見の対立があるとされ、調整の難航も予想されます。

シリアでのイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討作戦が終結に近づき、アサド政権存続の見通しも強まるなか、プーチン政権は内戦後をにらんだ外交交渉を加速させています。今後の和平協議を自国に優位な形で決着させ、中東での影響力を維持する狙いがあります。

プーチン氏は21日、アメリカのトランプ大統領のほか、イスラエル、エジプト、サウジアラビア首脳と相次ぎ電話会談を行いました。20日にはソチで、シリアのアサド大統領とも会談しました。