(tokyo-np.co.jp)国民が納めた年金保険料の積立金を市場で運用する年金積立金管理運用独立行政法人「GPIF」は28日、2016年4~6月期の運用実績が5兆2342億円の赤字だったと発表しました。英国の欧州連合(EU)離脱問題に伴う世界的な株価の下落が直撃し、3カ月間の赤字額としては過去3番目の大きさとなります。株式への投資比率の拡大が裏目に出た形で、15年度通期の5兆3千億円の赤字に早くも迫りました。



(写真:AFP/TTXVN)

GPIFは14年10月31日に安倍政権の意向を受け、どの資産にどの程度投資するかの基準を変更しました。株式の比率を従来と比べてほぼ倍増の50%に増やしました。今回、変更後の累計損益も初めて赤字に転落し、新旧の基準が混在している14年10~12月期から16年4~6月期までの通算は1兆900億円の赤字(混在していない15年1~3月期を起点にすると7兆7千100億円の赤字)になりました。