(NHK)6日のニューヨーク原油市場は、前日に発表されたアメリカの原油の在庫量が5週続けて減少したことや、OPEC=石油輸出国機構が先月、事実上の減産で合意したことを背景に、原油の供給が過剰な状態が次第に和らぐという見方が広がりました。このため買い注文が集まり、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は、およそ3か月ぶりに、節目となる1バレル=50ドルを上回りました。

原油の先物価格は、ことし2月、中国経済の減速やイランの原油増産を背景に、供給過剰への懸念が強まり、12年9か月ぶりの安値となる1バレル=26ドル台まで下落しました。5月から6月にかけては50ドル前後まで上がりましたが、その後は40ドル台で推移していました。
市場関係者は「原油の先物価格は、OPECが事実上の減産で合意して以降、じりじりと上昇しているが、どこまで実効性があるか見極めたいという投資家も多い。また、価格の持ち直しを受けて、アメリカのシェールオイル企業が生産を拡大すると見られ、このまま上昇が続くかは不透明だ」と話しています。
