(写真:NHK)

(NHK) ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けた民主・共和両党の候補者選びは19日、代議員の数が多いニューヨーク州で予備選挙が行われました。

このうち共和党では、集計率94%の時点で、ニューヨークを地元とする不動産王のトランプ氏が60%の票を獲得し、圧勝しました。トランプ氏は演説し「アメリカを誇りの持てる国にする」と述べ、指名獲得への意欲を強調しました。

共和党では、候補者選びでトップを走るトランプ氏が、今月に入って党主流派の支持を受けるクルーズ上院議員に連敗していましたが、ニューヨーク州での勝利で勢いを取り戻した形です。

そして、アメリカABCテレビによりますと、トランプ氏が今回の勝利で、ニューヨーク州の代議員のほとんどを獲得して、これまでに確保した代議員の合計は845人となり、559人を獲得し、2位につけるクルーズ氏との差を広げました。

ただ、共和党の主流派はトランプ氏が指名獲得に必要な過半数の代議員、1237人を確保するのを阻止し、7月の党大会での決選投票に持ち込むことをねらっており、トランプ氏が過半数を確保するかどうかは依然、微妙な情勢です。

一方、民主党では、集計率94%の時点で、ニューヨーク州選出の上院議員を務めたクリントン前国務長官が58%の票を獲得したのに対し、ニューヨーク生まれのサンダース上院議員が42%となり、クリントン氏が勝利しました。

ABCテレビによりますと、クリントン氏がこれまでに獲得した代議員の数は1424人で、サンダース氏が1149人となりました。

民主党では候補者選びで先行するクリントン氏が、先月下旬以降、サンダース氏に連敗し、追い上げられていましたが、ニューヨーク州を制し、指名獲得に必要な2383人の代議員確保に向けて前進しました。