中国・湖北省の河川港=AFP/TTXVN |
今年の成長率予想は2.7%と3月時点の2.6%からわずかに引き上げました。中国のゼロコロナ政策解除が押し上げ要因です。それでも新型コロナウイルス禍が直撃した2020年を除いて08─09年の世界金融危機以降で最低となります。
24年の予想は2.9%で据え置きました。先進国中央銀行によるこの1年の利上げの影響が、住宅市場をはじめ民間投資に色濃くなっていることが背景にあります。
20カ国・地域(G20)のインフレ率は、昨年の7.8%から今年は6.1%、来年は4.7%に低下すると予想しました。しかし多くの中銀の目標をなお大きく上回ります。
主要国中央銀行の金融政策については、アメリカの政策金利が近く5.25─5.50%でピークを打ち、24年下期に「小幅」な利下げが2回あると予想しました。一方、欧州中央銀行(ECB)はコアインフレ率の高止まりを受け利上げを継続し第3・四半期にピークに到達すると予想しました。その後24年末まで4.25%に据え置くと見ています。イギリスの金利がピークを打つのは第2・四半期以降と予想しました。
日銀は緩和政策を維持し、24年末まで利上げはないとの見方を示しました。
アメリカの成長率予想は今年が1.6%、24年が1%。利上げの遅れた影響が表れるため成長減速を予想しました。
中国の成長率も、今年が5.4%で24年は5.1%に鈍化を予想しました。ただゼロコロナ政策解除を踏まえ3月の予想(今年5.3%、24年4.9%)からは上方修正しました。
ユーロ圏の成長率は今年が0.9%、24年は1.5%と加速を予想しました。冬季のエネルギー価格高騰が収束しインフレ圧力が緩和しています。3月時点の予想は今年が0.8%、24年は1.4%でした。
イギリスの成長率も今年の0.3%から24年は1%に加速すると予想しました。3月時点では今年がマイナス0.2%、24年は0.9%と見込んでいました。
日本の成長率は、今年を1.8%から1.3%に下方修正する一方、24年を0.9%から1.1%に引き上げました。(ロイター)

