
(写真:TTXVN)
6日、米下院はオバマ大統領の看板政策である医療保険制度改革(オバマケア)を廃止する法案を240対181の賛成多数で可決しました。廃止法案は上院でも昨年12月に可決済みで、オバマ氏のもとに送られました。オバマ氏が拒否権を発動するのは確実ですが、2010年のオバマケア関連法成立後初めて、共和党が公約としてきた廃止法案が上下両院を通過したことで、オバマケアへの賛否をめぐる議論が再加熱しそうです。
ライアン下院議長(共和党)は法案可決後、「民主党がオバマケア廃止を阻止する5年間にわたる日々が終わりました。われれはオバマケアを廃止するという約束を守っていく」との声明を発表しました。法案には人工妊娠中絶された胎児の臓器を売買していたとの疑惑がある医療関連の民間非営利団体(NPO)への補助金を停止する内容も含まれます。
共和党優位が続いてきた下院はオバマケア関連法案成立以降、繰り返し廃止法案を可決してきましたが、14年まで民主党が多数派を占めていた上院では審議が見送られ、廃止法案が議会を通過することはありませんでした。しかし14年の中間選挙での勝利で共和党は15年から上院でも多数を確保しました。今回の廃止法案では予算審議をからめる特別な投票手続きを使って、民主党による議事進行妨害(フィリバスター)を回避し、過半数の賛成で可決にこぎつけていました。
