オバマ大統領(写真:AP)

アメリカのオバマ大統領は10日、ホワイトハウスで国民向けに演説を行い、シリア領内の「イスラム国」への空爆を承認したと発表しました。

また、イラクのイスラム国空爆についても、拡大することを明らかにしました。シリアでの空爆を承認したことは、アメリカ政権がイスラム国への警戒感を募らせていることを示します。アメリカ政府は6カ月前にその脅威を深刻なもの ではないとし、2週間前にも大統領がシリアで活動するイスラム国への「戦略はまだない」と述べ、批判を浴びたばかりでした。

同大統領は「どこにいようと」 追い詰めると述べ、「これはイラクだけでなく、シリアのISIL(イスラム国)に対する行動を私がためらわないことを意味する」としました。その上で「こ れは大統領としての私の基本原則だ。アメリカを脅かせば(その者に)安全な場所はない」と表明しました。

また大統領は、イラクにおけるイスラム国戦略とし て、(空爆の)ターゲットを拡大すると表明。イラク軍を支援する ため、すでに現地で活動している米軍要員1000人超に加え、さらに475人を派遣すると発表しました。ただ、戦闘には関与しないとしています。