
(写真:AFP)
(NHK)オーストリアの議会は27日、中東などからの難民や移民への対応を強化するための法案を可決しました。
法案には、申請に訪れる難民たちの数が急増するなど、非常事態と判断した際には入国を国境で拒むことができるとされています。また、難民としてオーストリア国内に滞在できる期間も原則3年以内と定められているほか、家族を呼び寄せるための条件も厳しくなっていて、一部のメディアは、難民への対応を巡ってヨーロッパで最も厳格な法律の1つになると伝えています。
オーストリア政府は、当初は難民などの受け入れに寛容な姿勢を示してきましたが、押し寄せる難民の流れが止まらないなか、ことしに入って受け入れる数に上限を設けるなど対応を強化しました。しかし、今月24日に行われた大統領選挙では、政権与党の候補者が厳格な難民対策を求めてきた極右政党側に敗れ、政府の難民政策に不満を抱く国民が多いことが明らかになりました。
こうしたなか、オーストリア政府としては、難民の入国そのものを拒むことができるという厳格な姿勢を示すことで、国民の不満を解消するねらいもあるものとみられます。
