​(写真:TTXVN)

 IOM=国際移住機関は、先月の1か月間に中東やアフリカなどからヨーロッパにたどり着いた難民や移民の数が、去年の同じ時期の13倍を超えたことを明らかにし、ことしに入ってもヨーロッパを目指す動きが続いています。

 スイスのジュネーブに本部を置くIOMのミルマン報道官は2日、記者会見し、先月の1か月間に中東やアフリカなどからヨーロッパにたどり着いた難民や移民の数が、去年の同じ時期の13倍を超える、6万7000人余りに達したことを明らかにしました。

このうちギリシャにたどり着いた人は、全体の90%以上に当たる6万2000人余りで、内戦が続くシリアからトルコを経由して入国したケースが多いとみられています。

その一方で、波が高い冬にもかかわらず危険を冒して海を渡ろうとする人々が相次いでいて、先月、ボートが転覆するなどして命を落とした難民や移民の数は360人余りと、去年の同じ時期と比べて4倍以上に増えています。ミルマン報道官は「特に子どもたちが危険にさらされている」と述べ、18歳未満の死者が急増していると指摘しています。

ヨーロッパには去年、過去最多となる100万人を超える難民や移民が海を渡ってたどり着いていて、シリアなど出身国での治安の改善の見通しが立たないなか、ことしに入ってもヨーロッパを目指す動きが続いています。