アメリカ国務省は31日、パリで今月10日に開幕するサッカーの欧州選手権(ユーロ2016)が武装勢力の標的にされる危険性があると、海外旅行者に警戒を呼び掛けました。国務省は、「夏の間、欧州を訪れる大勢の観光客はテロリストにとってより大きな標的になる」と述べました。

今月10日から来月10日までの欧州選手権の会期中、フランス各地で試合が行われる予定となっています。フランスは、昨年11月にパリで連続襲撃事件が起きて以来、非常事態宣言下にあります。事件では、ほぼ同時に競技場やコンサートホール、バーやレストランが襲撃され、130人が死亡、そのほか多数が負傷しました。
今年3月には、隣国ベルギーでブリュッセルの空港や地下鉄駅で自爆攻撃などが起き、32人が死亡しています。武装組織のいわゆるIS=イスラム国が、パリとブリュッセル両方の事件について犯行声明を出しました。欧州各国のナショナルチームが競う欧州選手権には、フランス国外から最大100万人のサッカーファンが訪れると予想されています。
