(写真:THX/TTXVN) |
一方、今年のインフレ予測も下方修正しました。
欧州委は今年のユーロ圏のGDPを0.8%増と予測しています。昨年11月時点の予測は1.2%増でした。昨年の0.5%増からは加速することになります。
来年のGDP予測は1.5%増。従来予測は1.6%増でした。
欧州委のジェンティローニ委員(経済担当)は記者会見で、「EU経済は2023年を通じてほとんど拡大せず、24年第1・四半期の見通しは依然として暗いままだ」と指摘しました。「物価圧力は以前の想定より迅速に緩和され、エネルギー価格は現在大幅に下落している。その結果、信用状況は依然として厳しいものの、市場は緩和サイクルが早期に始まると期待している」と述べました。
欧州委は「今年第1・四半期のEU経済の見通しは引き続き弱い。ただ、今年の経済活動は依然として緩やかに加速する見通しだ」と表明しました。「インフレ率が引き続き低下する中、実質賃金の増加と底堅い労働市場が消費の回復を支えるだろう」としました。
国別では、ドイツの今年のGDP予測を0.8%増から0.3%増に下方修正しました。来年の予測は1.2%増です。昨年は0.3%減でした。
フランスの今年のGDP予測も1.2%増から0.9%増に下方修正します。イタリアのGDP予測は0.9%増から0.6%増に下方修正しました。
経済活動の縮小を受け、今年の消費者物価上昇率は2.7%に鈍化する見通しです。昨年11月時点の予測は3.2%でした。
来年のインフレ率の予測は2.2%。欧州中央銀行(ECB)の中期的な目標である2.0%に近づくとみられています。
欧州委は「予想を下回るここ数カ月のインフレ率、エネルギー商品価格の下落、経済の失速を背景にインフレ率は秋季見通しで見込まれていたよりも急激な下降線をたどる」としています。(ロイター)

