(写真:AFP/TTXVN)

欧州における天然ガス取引の指標となるオランダTTFに今後一時的な価格上限を設けることなどが盛り込まれました。ただ即時のガス価格上限導入は見送られました。

欧州委は、価格上限について「最後の手段」と位置付け、実施するには欧州のガス需要増大を招かないなどの条件を満たす必要があると説明しています。

今回の提案では、取引所に上場しているエネルギー期近物デリバティブの1日当たり取引価格を来年1月末までに上下とも制限することを義務化しました。また各国のエネルギー規制当局が来年3月末までに液化天然ガス(LNG)の代替指標を策定するよう要望しました。

さらに来年11月1日までにEUが目標とするガス貯蔵率90%の達成に必要な量の15%相当を、各国が共同調達することも提言されました。各国は自国企業にこの仕組みへの関与を促すことも求められています。

そのほか未執行となっている400億ユーロ近くのEU予算を苦境にある各国の国民や企業の支援に充てるといいます。

これらの提案は20─21日に開催するEU首脳会議で議論される見通しです。その後各国の代表や関係閣僚が迅速な交渉を進め、来月には最終的な法案として合意することを目指しています。

(ロイター)