パキスタンのカーン前首相の汚職疑惑を巡り、カーン氏支持者と当局のにらみ合いが続く中、パキスタンの警察は、首都イスラマバードで混乱を引き起こしたとして、反テロ法違反や公務執行妨害などの疑いでカーン氏や同氏率いる野党パキスタン正義運動(PTI)幹部らを対テロ当局に告発しました。地元英字紙ドーンが19日、報じました。

カーン氏は、首相在任中に外国首脳から受け取った高額な寄贈品を売却しながら、政府への正確な報告を怠った疑いが持たれています。カーン氏が裁判所の司法手続きのため18日に庁舎を訪れた際、支持者が警察官に石を投げ、火炎瓶で車を燃やすなどし、複数人にけがを負わせました。

東部ラホールにあるカーン氏の邸宅周辺では14日から15日にかけ、寄贈品売却に絡みカーン氏の逮捕を試みた警察と支持者が衝突しました。ラナ・サナウラ内相は、邸宅から武器や火炎瓶を押収したとして、PTIを非合法組織に指定できるかどうか検討するとしました。(産経新聞)